健診・ドック検査結果ガイド
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消化器の検査 上上部部消消化化管管XX線線造造影影検検査査 上部消化管X線造影検査上上部部消消化化管管内内視視鏡鏡検検査査 食道、胃、十二指腸といった上部消化管の内面を造影して調べる検査です。検査前に飲んだバリウムが、スムーズに流れるかどうかをエックス線で見ることで、突起やくぼみの有無がわかります。 基準値 口や鼻から内視鏡(胃カメラ)を入れ、食道、胃、十二指腸を直接観察する検査です。 病変が見つかった場合、その一部を採取し病理組織検査を行うこともあります。 基準値 <<上上部部消消化化管管検検査査ででよよくく見見らられれるる所所見見>> ●●食食道道裂裂孔孔ヘヘルルニニアア 横隔膜には食道が通るための穴があり、これを食道裂孔といいます。胃胃のの一一部部ががここのの裂裂孔孔かからら胸胸部部へへとと脱脱出出してしまった状態が食道裂孔ヘルニアです。原因としては加齢や肥満、背中が曲がった方などがあります。ヘルニアが起こると横隔膜による締め付けが弱くなり、胃の内容物が逆流して逆流性食道炎を起こしやすくなります。ほほととんんどどのの場場合合、、放放置置ししててももよよいい所所見見です。 ●●異異所所性性胃胃粘粘膜膜 食食道道粘粘膜膜のの一一部部にに胃胃粘粘膜膜ががみみらられれるるここととがあります。多くは先天的なもので、数%の人に認められ、頸部食道(食道入口すぐのところ)にみられることがほとんどです。内視鏡では正常食道粘膜が類円形に剥がれたように見えます。多多くくのの場場合合、、胃胃粘粘膜膜のの働働ききははししてていいまませせんんののでで、、治治療療やや経経過過観観察察はは不不要要とと考考ええらられれてていいまますす。。 異常なし 異常なし 16食道、胃、十二指腸といった上部消化管の内面を造影して調べる検査です。検査前に飲んだバリウムが、スムーズに流れるかどうかをエックス線で見ることで、突起やくぼみの有無がわかります。口や鼻から内視鏡(胃カメラ)を入れ、食道、胃、十二指腸を直接観察する検査です。病変が見つかった場合、その一部を採取し病理組織検査を行うこともあります。食道裂孔ヘルニア横隔膜には食道が通るための穴があり、これを食道裂孔といいます。胃の一部がこの裂孔から胸部へと脱出してしまった状態が食道裂孔ヘルニアです。原因としては加齢や肥満、背中が曲がった方などがあります。ヘルニアが起こると横隔膜による締め付けが弱くなり、胃の内容物が逆流して逆流性食道炎を起こしやすくなります。ほとんどの場合、放置してもよい所見です。異所性胃粘膜食道粘膜の一部に胃粘膜がみられることがあります。多くは先天的なもので、数%の人に認められ、頸部食道(食道入口すぐのところ)にみられることがほとんどです。内視鏡では正常食道粘膜が類円形に剥がれたように見えます。多くの場合、胃粘膜の働きはしていませんので、治療や経過観察は不要と考えられています。上部消化管検査でよく見られる所見上部消化管内視鏡検査 16 消消化化器器のの検検査査 消化器の検査

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