健診・ドック検査結果ガイド
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肝機能の検査 30 総総蛋蛋白白((TTPP)) アアルルブブミミンン 総総ビビリリルルビビンン((TT--BBiill)) 肝機能障害は脂肪肝、慢性肝炎、薬剤性など様々な原因から起こる病態です。 1項目のみの変化の場合は異常がないことがしばしばみられます。 超音波所見や症状、採血時の状態により変化するので総合的な判断が必要です。 ほとんどの病気で値が変動するため、もっとも基本的なスクリーニング検査として使われますが、とくにタンパク質の合成に関わる肝臓や、タンパク質の排出に関わる腎臓の疾患で値が大きく変動します。 基準値 ここのの検検査査でで疑疑わわれれるる病病気気 高値 : 慢慢性性肝肝炎炎、脱脱水水症症、多多発発性性骨骨髄髄腫腫 低値 : 肝肝硬硬変変、低低栄栄養養、ネネフフロローーゼゼ症症候候群群 など 全身の栄養状態の指標となるほか、肝臓で産生されるタンパク質であるため、肝障害の程度を反映する値になります。また、排出に関わる腎障害の程度も反映します。 基準値 ここのの検検査査でで疑疑わわれれるる病病気気 低値 : 肝肝硬硬変変、低低栄栄養養、ネネフフロローーゼゼ症症候候群群 など 赤血球中に含まれるヘモグロビンの分解産物で、胆汁に排出される色素です。間接ビリルビンと直接ビリルビンがあり、合わせて総ビリルビンと呼びます。肝臓や胆のう・胆道に異常があると、ビリルビンが血液中に増え、黄疸が現れます。 基準値 ここのの検検査査でで疑疑わわれれるる病病気気 高値:肝肝炎炎、閉閉塞塞性性黄黄疸疸、胆胆石石症症 など 6.5〜8.0g/dL 4.0g/dL 以上 0.2〜1.2mg/dL 30肝機能障害は脂肪肝、慢性肝炎、薬剤性など様々な原因から起こる病態です。1項目のみの変化の場合は異常がないこともしばしばみられます。超音波所見や症状、採血時の状態により変化するので総合的な判断が必要です。ほとんどの病気で値が変動するため、もっとも基本的なスクリーニング検査として使われますが、とくにタンパク質の合成に関わる肝臓や、タンパク質の排出に関わる腎臓の疾患で値が大きく変動します。この検査で疑われる病気高値: 低値: 慢性肝炎、脱水症、多発性骨髄腫肝硬変、低栄養、ネフローゼ症候群 など全身の栄養状態の指標となるほか、肝臓で産生されるタンパク質であるため、肝障害の程度を反映する値になります。また、排出に関わる腎障害の程度も反映します。この検査で疑われる病気低値:肝硬変、低栄養、ネフローゼ症候群 など赤血球中に含まれるヘモグロビンの分解産物で、胆汁に排出される色素です。間接ビリルビンと直接ビリルビンがあり、合わせて総ビリルビンと呼びます。肝臓や胆のう・胆道に異常があると、ビリルビンが血液中に増え、黄疸が現れます。この検査で疑われる病気高値:肝炎、閉塞性黄疸、胆石症 など総蛋白(TP)アルブミン総ビリルビン(T-Bil) 血液肝肝機機能能のの検検査査 血液血液肝機能の検査

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