健診・ドック検査結果ガイド
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婦人科の検査「子宮頸がん検診リコメンデーション」日本産婦人科医会がん対策委員会(2011年)細胞診(−)HPV(−)〈3年後〉細胞診とHPV細胞診(−)HPV(−)〈3年後〉細胞診とHPV細胞診(−)HPV(+)〈6〜12カ月後〉細胞診とHPV細胞診(−)HPV(+)コルポ診[精密検査]細胞診ASC-USHPV(−)〈12カ月後〉細胞診とHPV細胞診(+)コルポ診[精密検査]44細胞診ASC-USHPV(+)コルポ診[精密検査]細胞診(+)コルポ診[精密検査]細胞診とHPV-DNA検査子宮膣部や頸管内膜の細胞を綿棒でこすって採取し、顕微鏡で細胞を調べます。この検査で疑われる病気子宮頸がん、子宮頸がんに至る病変(異形成、前がん病変)判定のしかた・「ベセスダシステム」という方法で判定されます。●ベセスダシステム略語 ※( )はクラス分類NILM(Ⅰ・Ⅱ)ASC-US(Ⅱ・Ⅲa)ASC-H(Ⅲa・Ⅲb)LSIL(Ⅲa)HSIL(Ⅲa・Ⅲb・Ⅳ)SCC(Ⅴ)AGC(Ⅲ)AIS(Ⅳ)Adenocarcinoma(Ⅴ)腺がんと考えられるOther malignancy neoplsia(Ⅴ)結果定期検診を受けてください。3または6か月後に再検査が必要です。HPV(ヒトパピローマウイルス)の検査が望まれます。精密検査(コルポスコピー、生検)が必要です精密検査(コルポスコピー生検、頸管および内膜細胞診または組織診)が必要です精密検査(病変検索)が必要です。方針細胞診組織正常な細胞のみ異形成と言い、きれいな細胞に変化がある高度な細胞異型の可能性があるが確定できないHIV感染や軽度異形成と考えられる中等度異形成・高等度異形成・上皮内がん(早期がん)と考えられる扁平上皮がんと考えられる異型腺細胞が認められる上皮内腺がんと考えられるその他の悪性腫瘍が考えられる

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