骨粗鬆症コラム Vol.3「骨粗鬆症の予防法」

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骨粗鬆症コラム Vol.3「骨粗鬆症の予防法」

骨粗鬆症コラム Vol.3「骨粗鬆症の予防法」

骨粗鬆症は、骨密度が低下し骨がもろくなる状態であり、日常生活に支障をきたす可能性があります。
適切な予防法、バランスの取れた食事、そして適切な運動は、この状態を予防し症状を軽減する重要な要素です。
本ページでは、骨粗鬆症の予防や管理に役立つ情報を提供します。
正しい知識と行動を通じて、健康な骨を維持しましょう。

食事

骨にとって最も大切な栄養素はカルシウムです。
そのほかに、ビタミンDやビタミンK、タンパク質も積極的にとりましょう。
一方、食塩、アルコール、カフェインやリンを多く含む食品は極力避けましょう。

運動

骨は適度な刺激を与えることで、強くなります。
また、骨を支える筋肉を鍛えたり、バランス感覚を高める運動によって、転びにくい体をつくるよう心がけましょう。
運動を行う際は決して無理せず、自分の体の状態に合わせて行いましょう。毎日〜する、等の継続がポイントです。

予防法

年代別予防のポイント

  • 30〜50代の方:まだ骨量は比較的高い状態を保っていると考えられますが、これから年月と共に徐々に骨量が減っていくことが予想されます。
    日頃から食事や運動に気を使い、数年に1度、骨量測定検査を受けて、今の骨の状態を把握しましょう。
  • 50代以上の方:50歳以上の女性の3人に1人、男性の9人に1人は骨粗鬆症と言われています。
    特に症状がなくても、骨量測定検査を受けて、骨の状態を把握しましょう。
    食事や運動に気を使い、必要に応じて投薬を行い、骨を強くしましょう。

妊娠中の食生活について

以下を理由に、妊娠中や出産後、骨が脆くなる骨粗鬆症になってしまうお母さんがおられます。

  • 妊娠中に赤ちゃんの骨を作るため、お母さんの骨からカルシウムが移動する
  • 産後の授乳で赤ちゃんを大きくなるために、カルシウムが多く移動する
  • ホルモンバランスの変化で、骨が流出しやすくなる

骨の育成に重要な栄養素であるカルシウムを、食事から摂取するよう意識しましょう

家の中で気をつけること

家の中(生活環境)整えて、転倒しないようにしましょう。

  • 手すりをつける、足元のライトをつける、段差をなくす、電源コードを固定する
  • 転びやすい場所:浴室、階段、トイレ、玄関、寝室など
骨粗鬆症検査とは

Q&A

タバコや酒は骨に影響がありますか?

タバコや過度な飲酒は、骨の健康に対するリスクがあります。
骨以外にも悪影響を及ぼすため、いつまでも健康でいるために、タバコや過度な飲酒は控えましょう。

カルシウムやマグネシウムをサプリメント(保険機能食品)からとるのは問題ない?

サプリメントからカルシウムやマグネシウムを摂取することは問題ないですが、まずはバランスの良い食事から摂取することが基本です。

カルシウムのとりすぎによる害はないのですか?

カルシウムの過剰摂取は、腎疾患や心血管疾患のリスクを増加させる可能性があります。
適切な量の摂取を心がけましょう。

コーヒーやコーラはカルシウムの吸収を妨げてしまうのですか?

コーヒーやコーラはカルシウム吸収を少し阻害する可能性があります。
適切な量に収まるよう、摂取量を意識しましょう。

牛乳を寝る前に飲むと良い、ときいたのですが本当ですか?

牛乳はカルシウムが豊富であり、寝る前に飲むことで睡眠中にカルシウムが吸収されやすいとされています。

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