人間ドック・健診センター コラム

MENU
外来診療
画像診断センター
MENU

人間ドック・健診センター コラム

感染症ニュース(24年4月19日号)

2024年04月19日

感染症ニュースでは現在流行している感染症の状況や感染症に関する情報を発信しています。

 

◆感染動向調査まとめ 【Medical Tribune 感染症 Weekly Report】

RSウイルス感染症、14週連続増加【感染症動向調査第14週:4月1~7日】

https://medical-tribune.co.jp/rensai/%E6%84%9F%E6%9F%93%E7%97%87WeeklyReport_240401.pdf

 

◆ゴールデンウィークの海外渡航時に気をつけたい感染症について 【感染症エクスプレス@厚労省】

来たるゴールデンウィークには海外旅行を予定されている方もいらっしゃるかと思います。

今回は、海外渡航時に気をつけたい感染症と予防について取り上げます。

海外では、国内に常在しない感染症や日本よりも高い頻度で発生している感染症が報告されており、海外で感染症にかからないようにするために、感染症に対する正しい知識と予防方法を身に付けて、海外渡航のためのワクチンも含めて渡航前の準備を万全にすることが重要です。

検疫所の公開しているお子様と海外にお出かけされる方向けコンテンツ「クアランの海外旅行 Q&A」では、海外旅行における感染症予防のポイントをクイズ形式で紹介しておりますので合わせてご覧ください。

 

〇食べ物や水を介した消化器系の感染(A型肝炎、腸チフスなど)

・食事は十分に火の通った信頼できるものを食べるようにし、生水・氷・カットフルーツの入ったものを食べることは避けましょう。また、A型肝炎については国内で承認済みのワクチンの接種で予防することができます。

・また、ゴールデンウィークの期間は、東南アジアでは雨季の地域もあります。

こうした地域では、水で媒介される感染症(レプトスピラ症やE型肝炎、コレラなど)にも注意が必要です。

 

〇蚊を介した感染症(マラリア、デング熱、日本脳炎、黄熱など )

・蚊から感染する感染症には、マラリアやデング熱、日本脳炎などがあります。

病原体を媒介する蚊が生息する熱帯・亜熱帯地域では、できるだけ肌を露出せず、虫除け剤 を使用するなど、蚊に刺されないよう注意してください。

・黄熱が流行する地域などでは、入国に際し黄熱予防接種証明書(イエローカード)を求められることがあるので、渡航前に確認が必要です。

 

〇ダニを介した感染症(リケッチア症、ライム病、回帰熱、ダニ媒介脳炎、重症熱性血小板減少症候群  )

・病原体を媒介するダニが生息する地域で、草むら、ヤブ などに入る場合は、肌の露出を少なくし、虫除け剤も必要に応じて使用ください。(詳細は「マダニ(ダニ媒介感染症)にご注意ください」の記事をご覧下さい) 」

 

◯動物を介した感染症(狂犬病など)

・動物についてもどのような病原体を持っているか分からないことが多く、重篤な感染症の原因となる病原体を持っている可能性もありますので、むやみに動物に近づかない、動物に触れないことが大切です。

 

〇人から人に広がる感染力の強い感染症(麻しん、風しんなど)

・ 咳や発熱、発疹など、なんらかの症状がある方との濃厚な接触は避けるようにしましょう。

・特に現在、海外で流行が報告されている麻しんは、海外からの輸入症例を契機とした国内における感染事例も報告されており、注意が必要です。(麻しんは「はしか」とも呼ばれ、高熱と耳後部から始まり体の下方へと広がる赤い発しんを特徴とする全身性ウイルス感染疾患です。)

 

医療従事者の皆さまにおかれましては、海外渡航者への感染症に関する注意喚起に引き続きのご協力をお願いします。

 

・海外へ渡航される皆様へ(厚生労働省)

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou18/index_00003.html

・海外へ渡航される皆さまへ!(厚生労働省検疫所 FORTH)

https://www.forth.go.jp/news/20220722_00001.html

ページトップへもどる