よくいただくご質問

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人間ドック・健診についてよくいただくご質問

人間ドック・健診について、皆さまからよくいただくご質問についてご紹介します。

検査について

胃の検査

胃部(上部消化管)の検査はどんな種類がありますか?

胃部X線(バリウム)・・・発泡剤とバリウムを飲んでいただきレントゲン撮影を行います。
胃カメラ・・・口または鼻から内視鏡を入れて、ポリープ・潰瘍・がん等を調べます。
ピロリ菌・・・ピロリ菌の抗体を調べる血液検査です。
ABC検査・・・ペプシノゲン検査(胃粘膜の萎縮性変化の程度を調べる血液検査)とピロリ菌検査を同時にできる血液検査です。
胃がんについて

授乳中ですが、乳児に下剤の影響はありますか?

当院のバリウム検査は、バリウムの排泄を促すため、下剤を服用していただいています。
こちらは母乳に影響がないとされているため、授乳中でも特に問題はございません。

バリウム後に錠剤の下剤はすぐ飲むべきですか?

個々の便通にもよりますが、バリウムが腸内で固まらないようにするために、直ぐに飲むことをおすすめいたします。
個人差はございますが、下剤は6時間~12時間にわたり効果がありますので、検査後のご予定も加味し服用のご判断をしてください。

バリウムが便で出ないんだけど…。

出来るだけ水分をたくさんとってください。
お腹を暖めたり、少し腸を動かすように軽くお腹をマッサージしたりすると良いでしょう。お手持ちの下剤があれば追加して飲まれても構いません。
また、白い便でなくとも、便が出ていればご安心ください。ご不安や症状(腹部膨満、腹痛など)があればお気軽にご相談ください。

上部内視鏡(胃カメラ)検査はどんな方法がありますか?

スコープを鼻から挿入して行う経鼻内視鏡検査・口から挿入して行う経口内視鏡検査があり、選択して受診することが可能です。
当院では、口から内視鏡を挿入する方法(経口法)と比べて、「オエッ」となりにくく、喉頭・咽頭もかなりしっかりと観察でき、まれに喉頭がんや咽頭がんなどを発見することができるため、経鼻内視鏡検査をお勧めしています。
それぞれの特長について詳しくはこちらをご確認ください。

上部内視鏡(胃カメラ)検査で鎮静剤を使った受診は可能ですか?

可能です。
経口内視鏡の場合のみ実施しております(追加料金3,300円)。
なお、以下に該当する場合は鎮静剤の使用はご遠慮いただいております。

  • 経鼻内視鏡をご希望の方
  • 健診終了後に、車や自転車の運転、精密機械を取り扱う方
  • 検査当日の飲酒の予定がある方
  • 妊娠中、授乳中の方
  • その他、医師が使用中止と判断した場合

大腸の検査

大腸CTって何ですか?大腸内視鏡との違いは?

大腸CT検査(大腸3DCT,CTコロノグラフィ)は、CTで得られた画像をもとに、腸の病気やポリープなどを見つけるための検査です。
検査時間が短く、CT撮影で苦痛が少ないため、当院では大腸のスクリーニング検査としてお勧めしております。
詳しくはこちらもご覧ください。

大腸CT検査について大腸CTと内視鏡の違い大腸がんについて

コリバクチン検査って何ですか?

大腸がんのリスクを調べる新検査です。
大腸がんの患者の約70%が遺伝毒性物質であるコリバクチンを産生する菌を保有しています。
この検査では、便の中に含まれるコリバクチン産生菌の有無を検出することで、大腸がんのリスクを調べることができ、早期受診に繋げることができます。
詳しくはこちらをご覧ください。

腸内フローラ検査って何ですか?

人間の腸内には多種多様な細菌が生息しています。
たくさんの細菌が住んでいる様子が「お花畑([英]flora)」に見えることから「腸内フローラ」と呼ばれています。
その多種多様な菌の多様性(バランス)や有用な菌(善玉菌)、要注意な菌(悪玉菌)の量(割合)を可視化し、自分の腸内フローラに合った腸活をすることで、より一層、腸活の効果を得られるようになります。

MRI・CT検査

MRIとCTの違いを教えてください

以下の表をご確認ください。

臓器ごとにMRI、CTどちらが良いか知りたい方はこちらをご覧ください。

腹部の検査は超音波だけではだめなのですか?超音波とMRI・CT検査の違いは?

腹部超音波検査は安全性が高く、痛みや苦痛がない検査であり、腫瘍や病気を探すといったスクリーニング検査としては十分です。ただし、肥満などで超音波がからだの奥まで届きにくい方、胃や小腸や大腸など消化管ガスの影響が強い方は超音波検査では不十分なことがあります。その場合、超音波検査では限界があり、MRIやCTを用いた検査の方が優れている場合があります。

原理上、放射線を用いたCTは被ばくを伴いますが、超音波とMRIは被ばくがありません。
スクリーニングでの検査時間は、CT(2-3分)< 超音波(10分程度)< MRI(20-30分)の順に長くなります。

MRI検査の注意事項はありますか?

MRI検査を受けるにあたって、手術や処置歴がある方は内容によって検査の制限がございます。
詳しくはこちらをご覧ください。

脳MRI・MRA 頸部MRAでは何がわかりますか?

脳MRIでは、脳腫瘍、脳虚血性疾患(脳梗塞等)などを調べます。小さな虚血性変化(脳梗塞など)は加齢でも表れてきますが、年齢に比べて目立つ場合は動脈硬化や高血圧の影響が考えられます。
脳MRAでは、くも膜下出血の約8割の原因とされている、脳動脈瘤の有無などがわかります。
頸部MRAでは、脳梗塞の原因となる頸動脈の血管の詰まりや動脈硬化などをしらべます(頭部MRI・MRA実施の方のみ追加可)

脳動脈瘤について くも膜下出血について

骨盤部のMRI検査では何がわかりますか?

腹部の動きが少ない骨盤部は濃度分解能に優れたMRI検査に適しており、CTでは困難な正常解剖の把握や腫瘍(前立腺・膀胱・子宮・卵巣・直腸など)、炎症、リンパ節病変などの疾患の鑑別が可能です。

MRI検査の拡散強調画像って何ですか?

MRI検査で「がん」や「急性期脳梗塞」などを写し出す撮像法です。
全ての癌が写し出せるわけではありませんが、高確率で写し出すことが可能です。
人間ドック本来の病気を見逃さない為の検査方法ともいえます。
拡散強調画像ではがんだけではなく良性病変も描出されてきますが、従来のMRI撮影法(T1・T2強調画像)も同時に撮影されますので正確な診断ができます。

胸部CTでは何がわかりますか?胸部X線検査との違いは何ですか?

胸部CT検査の画像は、らせん状に放射線を照射する事で人体を輪切りで細かく見る横断画像がえられるため、単純胸部X線検査に比べ肺や気管、気管支、心臓や動脈血管の異常がはっきりとわかります。
胸部X線で発見される肺がんのうち、早期がんは20%程度です。
胸部X線(レントゲン)写真では非常に小さな病変や、心臓や肋骨、横隔膜などに重なる部位があるため、肺がんを見つけることが困難な場合があります。
胸部CTではこの弱点を補い、肺がんの発見率は胸部X線検査の約8倍です。
特に、喫煙歴のある方、自分は吸わなくても近くに喫煙者がいる方は肺がんの確率が上がりますので、定期的な検査をおすすめしております。
肺がんについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください

CT検査の石灰化スコアってなんですか?

石灰化スコアとは、心臓に血液を供給するための血管である冠動脈の石灰化を測定するCT検査です。
造影剤を使用した検査より低被ばくで、比較的簡単な検査です。(胸部CT受ける方のみ受診可能です)
石灰化は冠動脈の動脈硬化を反映する指標で、正常血管にはみられません。
カルシウムスコアが増加すると心筋梗塞の発症リスクも増加するといわれています。
動脈硬化のリスク(糖尿病、高血圧、高脂血症、喫煙、心疾患の家族歴)がある方は、検査を受けられることをお勧めします。

CT検査の内臓脂肪測定って何ですか?

内臓脂肪が数値でわかります。
糖尿病、高血圧症、高脂血症などの生活習慣病は内臓脂肪によって併発しやすくなります。
内臓脂肪を数値で表示することで、人間ドックでは重要な、生活習慣病因子(動脈硬化・脳卒中・心疾患)のリスクファクターの管理ができます。

女性の検査

マンモグラフィと乳房超音波どちらがいいですか?

マンモグラフィの利点は超音波では発見しにくい石灰化を映し出すことができる点です。ただし、以前マンモグラフィを受けられて乳房の圧迫に耐えられなそうな方はうまく乳房を伸ばして撮影できないことがあります。また、若い方は乳腺の密度が高い方が多いので、超音波も併用して行うことをおすすめします。
乳房超音波は、乳房に超音波をあてて、乳房内の異常を調べます。手で触れてもわからない小さなしこりを発見することができ、しこりの中身がわかります。しこりが充実性か嚢腫か、簡単に区別できるという利点があります。また、超音波の長所は、身体に悪影響をもたらさないことです。何度でも手軽に行えます。
詳しくはこちらもご覧ください。
マンモグラフィ乳腺超音波検査乳がんについて

高濃度乳房とは何ですか?

マンモグラフィ診断上、乳房の構成(乳腺と脂肪の割合)の種類の1つです。不均一高濃度と極めて高濃度を合わせて高濃度乳房といいます。乳腺の割合は、脂肪性<乳腺散在<不均一高濃度<極めて高濃度の順に多くなります。マンモグラフィでは乳腺は白く写るため、乳腺の割合が多いほど病変が隠れやすいとされています。

マンモグラフィは誰でも受診できますか?

下記に該当する場合は状況を確認させて頂きますが、原則ご受診いただけません。

1.1年以内に開胸手術、乳房等の手術歴のある方
→手術による傷口がある方は乳房を圧迫することで傷口が開いてしまう危険性があります。
2.ペースメーカー・除細動器・VPシャントを装着されている方
→機器の誤作動やはさみ込みの危険性があります。
3.妊娠中の方、授乳中または断乳後半年以内の方
→上記の期間は乳腺が発達している為、通常の乳腺よりも白く写ります。そのため、石灰化や腫瘍などの病変が乳腺に隠れてしまい、正確な診断が出来ない場合があります。
4.美容整形(豊胸手術)でインプラントを挿入している方
→インプラントの破損などの危険性があります。
詳しくはこちらをご覧ください。

子宮頸がん検査乳やがん検査は女性に対応してもらえますか?

当院の婦人科検査はすべて女医、女性スタッフが対応しております。
マンモグラフィや乳腺超音波検査もすべて女性スタッフが対応しております。

HPV検査って何ですか?

子宮頸がんの原因とされているヒトパピローマウイルス(HPV)に感染しているかを調べる検査です。
子宮頚部細胞診のみの検査では、異常を見つけられる確率が約70%程度とされています。
ヒトパピローマウイルス(HPV)検査を併用することで、前がん病変の見逃しをほぼ0に近づけます。
子宮頚部細胞診で採取した細胞で検査が可能ですので、異常がなければ3年に一度のペースで受診をお勧めしております。
詳しくはこちらをご覧ください。

授乳中ですが、乳がん検査は受診できますか?

乳房超音波の検査自体は可能ですが、鮮明に乳腺を映し出すことができない可能性があります。
マンモグラフィは実施できない為、断乳後半年以降の検査をおすすめいたします。

授乳中ですが、子宮頸がん、HPV検査は受診できますか?

特に問題はございませんので承っております。

授乳中ですが、胃のバリウム検査は受診できますか?

当院のバリウム検査は、バリウムの排泄を促すために下剤を服用していただいていますが、母乳に影響がないとされているため授乳中でも問題なくご受診が可能です。

授乳中ですが、胃カメラ検査は受診できますか?

使用する薬の影響が母乳に含まれる可能性もありますので、受診後当日は授乳できません。
翌日は一度搾乳してから授乳の再開をお願いいたします。

不妊治療中ですが、子宮頸がん検査(細胞診)は受診できますか?

不妊治療中であっても健診時に妊娠していないことが明らかである場合、ご受診いただくことは可能です。
但し、不妊治療中で妊娠の有無がはっきりしていない場合、子宮頸部細胞診検査はご遠慮いただいております。
主治医とご相談のうえ、安心して受けられるタイミングで検査されることをお勧めしております。

月経中に受診できない検査はありますか?

尿検査、便検査・子宮細胞診は正確な結果が出せないため、基本的にお受けできません。

※尿検査は潜血反応や蛋白の数値が変わることをご了承していただければ検査も可能です。
マンモグラフィ、乳腺エコーも含め、基本的に検査日の変更をお願いしております。
※乳腺が発達しているので痛みを伴うことがありますが、本人が良ければ検査も可能です。
当日ご来院頂いた場合は、スタッフにご相談ください。

医療被ばくについて

放射線被ばくに不安・疑問があります。

受診者様・患者様及びそのご家族の方に放射線を使用した検査(レントゲン検査やCT検査やマンモグラフィ検査など)を安心して受けていただくために、放射線被ばくに関する不安や疑問にお応えする「放射線被ばくメール相談窓口」を開設しております。
相談には、(公社)日本診療放射線技師会認定の放射線被ばく相談員が基本的には対応させていただきます。
お気軽にご質問をお寄せください。

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