骨粗鬆症コラム Vol.1「骨粗鬆症(骨密度)検査の種類と違い」

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骨粗鬆症コラム Vol.1「骨粗鬆症(骨密度)検査の種類と違い」

骨粗鬆症検査とは

骨粗鬆症検査とは

血圧と同じで、機械で測ることによって初めて骨の強いか、脆いか、わかります。
検査を受けることで、骨粗鬆症や骨折のリスクを評価することができます。
「骨密度測定」ともいいます。

骨密度とは

骨を構成するカルシウムなどのミネラル成分のつまり具合です。
骨密度が高いほど、骨が強いことになります。
骨密度が低いほど、骨が脆いことになります。

骨粗鬆症の初期症状

骨粗鬆症検査を受けたほうが良い人

40歳以上の男性、女性です。
これは骨粗鬆症が年齢と共に起こりやすくなるためです。
特に、骨粗鬆症は症状が出ませんので、「測ってみたら実はかなり低かった」ということがあります。
血圧と同じ感覚で、まずは機械で測ってみることをおすすめします。

骨粗鬆症検査の種類とメリットデメリット

DXA

2種類のX線で、脚の付け根や腰の骨密度を測ります。
精度が高い、といった特徴があります。
一方で、検査に時間がかかります。

超音波

超音波で、踵の骨密度を測ります。
被曝しない、簡便、といった特徴があります。
一方で、精度の誤差が大きいです。

MD

X線で、手の骨密度を測ります。
簡便、といった特徴があります。
一方で、脚の付け根や腰の骨密度とは少し乖離があります。

骨粗鬆症検査の結果の見方

一番大事なのは「若い人と比較した値」です。
この値が80%を下回ると黄色信号、70%を下回ると赤信号です。
検査結果を踏まえて、医師は骨粗鬆症の診断や、薬の種類を検討します。

骨粗鬆症の診断基準

  • 「若い人と比較した値」が70%の場合
  • 骨粗鬆症のリスクがあり、かつ、「若い人と比較した値」が70〜80%の場合
  • 背骨の骨折、脚の付け根の骨折がある場合

Q&A

骨粗鬆検査は何歳から受ければよいですか?

40歳からを推奨します。骨粗鬆症が年齢と共に起こりやすくなるためです。
骨粗鬆症は、症状が出たときには、骨折しているサインです。
40歳を過ぎたら、症状がないうちから、検査を受けましょう

骨粗鬆症検査はどの検査を受けると良いですか?

受診する健診施設、通院する病院やクリニックで相談しましょう。
各検査に絶対的な優劣はありません。

骨粗鬆症検査は何年ごとに受ければよいですか?

毎年の受診が、ガイドラインでは推奨されています。
これは経年的に骨の密度が低くなっていくからです。

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