空腹時血糖(FPG)(血液)の検査結果について。健診会 東京メディカルクリニック

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空腹時血糖(FPG)(血液)

基準値

基準値

99mg/dL以下

この検査で疑われる病気

  • 高値:糖尿病、慢性膵炎
  • 低値:甲状腺機能低下症、下垂体機能低下症 等

健康な人の場合、血糖値があがると膵臓からインスリンというホルモンが分泌され、血糖値を下げる働きをします。しかし、インスリンが不足したり作用が不十分だと血糖値が高いままの状態が続き、糖尿病と診断されます。

血糖値とは

空腹時血糖とは、10時間以上食事をとらない状態で測定した血糖値のことを指します。
血糖値とは、血液中に含まれるブドウ糖の濃度のことで、食事や運動、入浴などにも影響を受けるため、常に一定ではありません。
一日のうち最も食事の影響を受けず、生活リズムのなかでも変動しにくいタイミングで測定した値が空腹時血糖値です 。
健康診断では絶食後(食後10時間以上)に採血をするため「空腹時血糖値」が結果として通知されます。

血糖値が低すぎると低血糖、高すぎると高血糖を引き起こします。
低血糖になると、血糖値を上げようとして震えや動悸などの症状が出ます。
一方、高血糖が慢性化すると動脈硬化を引き起こし、糖尿病をはじめとするさまざまな病気を発症するリスクが高まります。

糖尿病の診断基準(空腹時血糖)

空腹時の血糖値は100~109mg/dLは正常高値、110mg/dL以上で高値となります。
合わせて健診の項目にHbA1cが測定されている場合は、糖尿病と診断できる事もあります。
空腹時の血糖値が100~109mg/dLであっても正常高値としている理由は、今後、糖尿病になってしまう可能性が考えられるからです。
110~125mg/dLの場合は、さらに糖尿病である可能性があり糖負荷試験(75gOGTT)を含め、精査が望ましいと言えます。

特定健診の基準値では、保健指導判定値:100mg/dl以上、受診勧奨判定値:126mg/dl以上とされています。

糖尿病の基準

正常高値 空腹時血糖値100-109mg/dL

空腹時血糖値100-109mg/dlは、血糖値が正常高値ということになります。正常範囲内ですが、血糖値がやや高めということです。
この範囲の方は、正常の方もいらっしゃいますが、糖尿病の方や糖尿病予備軍の方(境界型)もいらっしゃいます。
正確に診断するには、ブドウ糖負荷試験が必要になります。
糖尿病でない方が、糖尿病になるときには、空腹時血糖値よりも食後血糖値のほうが先に上がってくることが多いです。
空腹時血糖値が正常範囲内で も、食後の血糖値が高く、実は糖尿病ということはよくあります。隠れ糖尿病など呼ばれることもあります。
糖尿病を早期に発見するためには、空腹時血糖値だけでなく、ブドウ糖負荷試験を受けたり、食後に血糖値を測定したりすることも必要です。

糖尿病予備軍(境界型) 空腹時血糖値100-109mg/dL

空腹時血糖値110~125mg/dlの場合は糖尿病予備軍(境界型)と思われますが、正確な診断のためには、ブドウ糖負荷試験やHbA1cの検査が必要になります。

糖尿病型 空腹時血糖値125mg/d以上

空腹時血糖値125mg/dl以上の場合は糖尿病の可能性がかなり高いです。早めに医療機関を受診しましょう。
今回が初めてであれば、糖尿病でない可能性もありますが、糖尿病の症状があったり、HbA1cが6.5%以上であったり、すでに目に合併症が出ている場合は、糖尿病です。
HbA1cが6.5%未満で、症状がない場合でも、糖尿病の可能性が高いため、早めに医療機関を受診して、検査を受けてください。

糖尿病チェック

 

空腹時血糖が高い場合の原因

空腹時血糖が高い場合の原因は以下のようなものが考えられます。

糖尿病

インスリンの機能が低下して、血糖値を適切に調節できなくなる疾患です。


代謝異常

肥満、高脂血症、高尿酸血症などの代謝異常は、空腹時血糖値を高める原因となります。


ストレス

ストレスを感じると、交感神経が刺激され、血糖値を高くするホルモンが分泌されます。


遺伝

血糖値が高くなりやすい体質が遺伝する場合があります。


薬物

ステロイドや利尿薬などの一部の薬も、空腹時血糖値が高くなる可能性があります。


その他の病気

クッシング症候群や多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)などの他の病状も、空腹時血糖値の上昇につながる可能性があります。

生活習慣要因

太りすぎや肥満、十分な運動不足、不健康な食事などのライフスタイル要因も、空腹時血糖値の上昇に寄与する可能性があります。

空腹時血糖の異常値が続くとどのような影響がありますか?

空腹時血糖の異常値が続くと、以下のような健康上の影響が考えられます。

糖尿病

空腹時血糖値が高いと、2型糖尿病の発症リスクが高まります。糖尿病は、血液中のブドウ糖濃度が高い状態が続き、体に不調が起こる病気です。


合併症

糖尿病が進行すると、視力障害や腎障害などの合併症を引き起こす可能性があります。また、糖尿病は全身の血管に異常を起こす病気で、代表的な合併症として糖尿病性網膜症、糖尿病性腎症、糖尿病性神経障害があります。


生活習慣の変化

一度2型糖尿病を発症してしまうと、厳密な血糖コントロールを生涯に渡って続ける必要があり、日常生活にも大きな支障が出てくるでしょう。


低血糖

一方、空腹時血糖値が低いと、血糖値が下がりすぎて低血糖症を引き起こす可能性があります。低血糖症は、めまいやふらつき、意識障害などの症状を引き起こすことがあります。


これらの影響を防ぐためには、適切な食事や運動、ストレス管理などの生活習慣の改善が重要です。具体的な数値や目標は個々の健康状態や体型によりますので、医療専門家のアドバイスを受けることが重要です。

糖尿病について

糖尿病について詳しくまとめております。
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