eGFR(糸球体ろ過量)(血液)の検査結果について。健診会 東京メディカルクリニック

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eGFR(糸球体ろ過量) (血液)

基準値

基準値

60.0mL/min 以上

正確に糸球体の濾過機能を測定するためには、クリアランス検査というものが必要です。
クレアチニンやイヌリンという物質がある一定時間の尿の中にどのくらい排泄され、どのくらい血液の中に残っているかを測定して、濾過機能を評価するものです。
正確性は高いのですが、24時間もしくは2時間の尿を溜める必要があり、簡単にはできない検査です。
そこで、多くの人のクリアランス検査の結果を利用して作られたのが、eGFR(推算糸球体濾過値(estimated glemerular filtration rate))というものです。
これは、血清クレアチニン値、年齢、性別から推算するもので、多くの医療施設で腎臓の機能を表す値として最も多く使用されています。
年齢、性別、血清クレアチニン値(または血清シスタチンC値)を用いて計算します。

【eGFRの計算式】194×血清Cr-1.094×年齢-0.287 (女性の場合は×0.739)

腎臓では糸球体(しきゅうたい)と呼ばれるところで、血液を濾過(ろか)して尿を作っています。糸球体で濾過される量が糸球体濾過量(GFR)で腎臓の働き具合を示す数字です。
腎臓の働き(腎機能)が悪くなると、糸球体濾過量(GFR)は低くなります。

この検査で疑われる病気

  • 低値:慢性腎臓病(CKD)

腎臓が老廃物を排泄する能力を調べる検査です。クレアチニンの値と年齢、性別から推算します。慢性腎臓病(CKD)の診断、重症度判定に用いられます。

慢性腎臓病(CKD)の重症度分類

腎機能区分 腎臓機能 eGFR 尿検査正常 尿検査異常
G1 正常または高値 ≧90
G2 正常または軽度低下 60~89
G3a 軽度~中等度低下 45~59
G3b 中等度~高度低下 30~44

G4 高度低下 15~29
G5 末期腎不全(ESKD) <15

① CKDではありません。しかしCKDは自覚症状がありませんので、年に1回程度、健康診断などでCKDのスクリーニング検査(検尿と採血)を受けて、CKDの早期発見に努めましょう。

② 蛋白尿が2+以上の場合、血尿と蛋白尿がともに陽性の場合には、腎臓専門医への受診が必要な場合があります。かかりつけ医の先生と相談していただくと良いでしょう。

③ CKDが疑われますので、医療機関を受診しましょう。
CKDの人は透析治療を要する重症な腎不全の予備軍であり、狭心症、心筋梗塞や脳卒中などの心血管疾患にかかりやすいことが分かっています。
同年齢の方と比較して腎臓機能が低下している場合(40歳未満ではGFR60未満、70歳未満ではGFR50未満など)、蛋白尿が2+以上の場合、血尿と蛋白尿がともに陽性の場合、のいずれかにあてはまる人は、腎臓専門医への受診がすすめられます。

④ CKDが強く疑われますので、速やかに医療機関を受診しましょう。
この段階では多くの場合、腎臓専門医への受診が必要と考えられます。

⑤ CKDであり、腎臓機能低下によって生じるさまざまな異常(貧血、ミネラル異常、骨の異常など)を合併している可能性が高いので、すぐに腎臓専門医へ受診しましょう。

⑥ 透析治療などを要する直前の状態ですので、すぐに医療機関を受診しましょう。
この段階では、腎臓専門医による治療が必要です。腎臓機能低下によって生じるさまざまな異常(貧血、ミネラル異常、骨の異常など)を合併している場合がほとんどであり、その治療が必要です。

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