HBs抗原/HCV抗体(血液)の検査結果について。健診会 東京メディカルクリニック

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HBs抗原/HCV抗体(血液)

基準値

基準値 HBs抗原:陰性(-)
HCV抗体:陰性(-)

この検査で疑われる病気

HBs抗原

B型肝炎ウイルスに感染しているかを調べる検査です。陽性であっても必ず肝炎に進行するとは限りませんが、一部の人に「慢性肝炎」「肝硬変」が認められることがあります。

HBs抗原が「陰性」の場合

B型肝炎ウイルスに感染していません。今回検査を受けた日を覚えておきましょう。自覚症状などがあれば、再度検査を受けましょう。

HBs抗原が「陽性」の場合

B型肝炎ウイルスに感染しています。医療機関の受診を強く勧めます。一度は専門医を受診しましょう。HBs抗原が陽性となった場合には、医療機関において、現在の感染状態を調べるため、さらに詳しい検査を実施します。

 

HCV抗体

陽性の場合は、以下の2つが考えられます。

    1. 現在、「C型肝炎」である(体内にC型肝炎ウイルスがいる)
    2. 過去にC型肝炎だった(体内にC型肝炎ウイルスはいない)

これらを鑑別するためには、さらに詳しい検査が必要になります。

HCV-RNA検査
C型肝炎ウイルスが血液中にいるかを調べます。C型肝炎ウイルスの遺伝子を調べ、現在、C型肝炎ウイルスに感染しているか判断します。

専門の医療機関で肝炎の進行状況や治療方針を決める検査を行いましょう。

肝炎ウィルス検査を受けたほうが良い人

全ての人が一度は検査

肝炎ウイルスは、感染しても自覚症状に乏しいことから、感染に気付きにくく、適切な治療を行わないまま放置すると慢性化し、肝硬変や肝がんといったより重篤な病態に進行するおそれがあります。
我が国では、肝炎ウイルスのキャリアはB型が少なくとも約110万人、C型は約90万人いると推定され、また、肝炎を発症している患者さんは、B型が約19万人、C型は約30万人と推定されています。
 
全ての国民が、少なくとも一回は肝炎ウイルス検査を受検する必要があると考えられます。

その他

輸血を受けたことがある

長期に血液透析を受けている

非加熱血液製剤を投与されたことがある

フィブリノゲン製剤(フィブリン糊としての使用を含む)を投与されたことがある

臓器移植を受けたことがある

薬物注射の濫用、刺青(タトゥー)、ボディーピアスを施している

B型肝炎ウイルスに感染している人と性交渉をもったことがある(B型)

過去に肝機能検査で異常を指摘されているが、その後B型またはC型肝炎の検査を行っていない

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